結果
男性の平均年齢は67.8歳、平均体格指数29.7kg/m2だった。 経直腸的超音波検査で測定された平均前立腺容積は29 mLであった。 抗凝固療法の使用率は47%,手術時のカテーテルによる尿閉は17%であった。 平均在院日数およびカテーテル使用時間は0.5日であった。 追跡期間中央値は6ヵ月で、最長追跡期間は22.5ヵ月(四分位範囲、3~22.5ヵ月)であった。 国際前立腺症状スコアはベースラインの22.8±7.0から1ヵ月後に10.7±7.4(p < 0.01)、6ヵ月後に6.3±4.4(p < 0.01)へ改善された。 Qmaxはベースラインの7.70±4.46mL/sから1ヵ月後と6ヵ月後にそれぞれ17.25±9.30mL/s(p < 0.01)と19.14±7.19mL/s(p < 0.001)、PVRは216±4.5mL/sから改善された。術前216.0±271.0mLから1ヶ月後32.8±45.3mL(p<2747>0.01)、6ヶ月後26.2±46.0mL(p<2747>0.01)へ、それぞれ改善された。 PSAは術前1.97±1.76ng/mLから1ヵ月後0.71±0.61ng/mL(p < 0.01)、6ヵ月後0.74±0.63ng/mLと低下した。 術後に膀胱頚部拘縮を起こした患者はなく、術中に被膜穿孔を認めたものはなかった
。