研究者によると、タルトチェリーはあらゆる食品の中で最も高い抗炎症成分を持ち、変形性関節症に苦しむ人々の病気の管理を助けるかもしれません。
オレゴン健康科学大学の研究者が行った研究では、40~70歳の女性で炎症性骨関節炎を持つ20人が対象でした。 この研究は、5月30日にカリフォルニア州サンフランシスコで開催された米国スポーツ医学会(ACSM)で発表されました。
研究者らは、1日2回3週間タルトチェリージュースを飲むと、特に研究開始時に最も炎症レベルが高かった参加者の重要な炎症マーカーがかなり減少することを発見しました。
研究の主査、ケリー・クエル(MD), Dr.PH., M.S., Oregon Health & Science University)は、次のように述べています。「何百万人ものアメリカ人が、痛みを自然に管理する方法を探している中、タルトチェリーが、関節炎薬によく見られるような副作用の可能性なしに役立つというのは、有望な話です。 特に活動的な大人にとって、本物の食品がこれほど強力な抗炎症効果をもたらす可能性に、私は興味をそそられます」
変形性関節症は、関節炎の中で最も一般的なタイプです。 関節炎財団によると、関節を酷使するアスリートは、軟骨が破壊され痛みや怪我につながるため、変形性関節症を発症するリスクが特に高いとされています。
Kuehl氏の以前の研究は、乾燥、冷凍、ジュースなどの形態で入手できるタルトチェリーの炎症に対する効果が、特にアスリートにとって重要である可能性を示唆するものです。 タルトチェリーに含まれるアントシアニンと呼ばれる抗酸化化合物は、果物の鮮やかな色の元となり、高い抗酸化能力と、いくつかの一般的な鎮痛剤と同様のレベルで、炎症の抑制に関連しています。
ベイラー研究所の研究者が行った研究の結果によると、タルトチェリー(チェリー・エキスとして)を毎日摂取すると、ほとんどの人で変形性関節症の痛みが20%以上軽減されました。
さらに、チェリーに含まれる抗酸化化合物は、筋肉や関節の痛みを軽減することも分かっています。
ペンシルバニア大学スポーツ医学センターのスポーツ栄養ディレクターであるLeslie Bonci氏(MPH、RD、CSSD、LDN)は、次のように述べています:「このスーパーフルーツの抗炎症効果を支持する科学がこれほど多く存在するのに、なぜ赤を食べないでいられるのでしょうか? また、タルトチェリーの酸味と甘みのある風味を好むアスリートにとっては、最適な食材といえるでしょう」
。