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寝汗は、寝間着や寝具を濡らすほどの極度の発汗の繰り返しで、基礎疾患や疾病に関連しているものです。 このようなエピソードは不快ではありますが、通常寝汗とは呼ばれず、医学的問題の兆候ではありません。
一般に寝汗は、発熱、体重減少、局所的な痛み、咳、下痢、またはその他の懸念すべき症状とも関連しています。
原因
寝汗の原因となる薬
寝汗は、次のような多くの薬の副作用としてよくみられます。
- うつ病の薬(抗うつ剤)
- 糖尿病の治療薬(血液中の糖分が低くなりすぎた場合)(血糖降下剤)
- 特定のがんの治療に用いられるホルモン遮断薬(ホルモン療法)
寝汗をかく疾患・状態
寝汗をかく疾患や状態は、次のとおりです。
- 不安障害
- 自己免疫疾患
- 自律神経障害(自律神経の損傷)
- ブルセラ症(細菌感染)
- カルチノイド症候群(腸にある種のがん性腫瘍)
- 麻薬中毒(物質使用障害)や離脱(アルコール, オピオイド、コカイン、大麻 心内膜炎(心臓の内膜の感染症)
- HIV/AIDS
- Hodgkin’s lymphoma (Hodgkin’s)
- ホジキンリンパ腫(ホジキン病)
- 甲状腺機能亢進症
- 骨髄線維症(骨髄の病気)
- 非ホジキンリンパ腫
- 骨髄炎(骨の感染症)
- 褐色細胞腫(まれな副腎腫瘍)
- 化膿性膿瘍(膿を持った膿瘍)
- 扁桃腺炎(膿を持った膿瘍)
- 骨髄炎(膿を持った膿瘍)
- 脳卒中
- 脊髄空洞症(脊髄に水がたまった嚢胞)
- 甲状腺疾患
- 結核
寝汗やほてりは閉経前後の女性で非常によくみられます。 50歳前後で月経不順や無月経があり、他に症状がない場合は、これが原因である可能性が高いです。
受診のタイミング
寝汗をかいたら受診をしましょう。
- 定期的に起こる
- 睡眠を妨げる
- 発熱、体重減少、局所の痛み、咳、下痢、その他の気になる症状を伴う
- 更年期の症状が数ヶ月から数年間なかった後に起こる