Description
40歳男性が、6週間前から左膝に進行性の痛みが自然発症し、激しい運動で悪化した。 外傷,ステロイド,アルコール摂取の既往はない。 大腿骨内顆に局所的な圧痛を認めた。 膝のレントゲン写真に異常はなかった。 MRIでは、T1強調画像(図1)で低輝度、T2強調画像(図2)で高輝度の骨水腫がびまん性に認められた。 自然発症の膝の骨壊死(SONK)と診断された。 松葉杖による非荷重歩行とジクロフェナック(150mg/日)、アレンドロン酸ナトリウム(70mg/週1回)を8週間投与するよう指示された。 患者は劇的な改善を報告した。