美しい花瓶に入った長い茎のバラはエレガントなだけでなく、部屋のドラマチックなセンターピースになることがあります。
しかし、垂れ下がってしまうと、そのインパクトは失われてしまいます。
花瓶に入れる前に不適切な方法でカットされ、また手入れされたバラは、そのはずなのにぐったりしてしまうことがあります。 しかし、まだゴミにする必要はありません。状況によっては、復活させることが可能な場合もあります。
なぜ切りバラはしおれるのか
特に茎の長いバラは蒸散(葉と花から水が蒸発)によりかなり早く水が失われ、補うだけの水分を取り込んでいないのでしおれやすくなるのです。
バラを生けた花瓶などに水が溜まっているにもかかわらず、バラが垂れ下がっている場合は、茎にバクテリアか空気が入り込み、上への水の流れが滞っていることを意味します。
切り花の復活方法
バラを見て、つぼみが固く、ひどく垂れ下がっているものはゴミ箱に捨てましょう。
バラの全長が入る大きさの清潔なたらいに、ぬるま湯(華氏100度前後)をはり、バラの茎を水の下に持っていき、茎の先端から1インチほど上の根元を切ります。 これで、詰まりが解消されることを期待します。
バラの茎の根元を切り落としたら、30分〜1時間、すべてのバラを完全に水に浸します。 これで茎がしっかりした手触りになるはずです。
細菌によってバラの花がしおれたりしないように、水9:漂白剤1で殺菌した花瓶に入れます。
この水の中で茎を持ち、順番に茎の先を切り落とします。 花瓶の中で水に浸かってしまうような葉はすべて取り除きます。 葉は腐ってしまうので、絶対に水没させないようにしましょう。
防腐剤を入れると、バラを長持ちさせることができます。 この花用防腐剤は、自家製でもかまいません。
自家製防腐剤=白砂糖小さじ2、白酢大さじ2、水1クォート、漂白剤小さじ半分。
花瓶の水に小銭やアスピリンを入れると、バラの寿命が延びると思っているなら、それは単純に間違いです。
風通しの良い場所や直射日光の当たる場所にバラを置かないことです。 花瓶の水位は常に一定に保ってください。 水が濁ってきたら、必ず新しいものに交換しましょう。
カットバラの選び方
バラの花束は慎重に選ぶのが一番です。 バラのつぼみが引き締まりすぎていない花束を探しましょう。
一方、緑色のがく片(先が尖っていて、つぼみの根元を囲んでいる小さな葉)は、下向きであることが望ましいです。 萼片は蕾を取り囲まないようにします。
いくつかの花びらは、少し緩んでいるはずです。
全体的に、つぼみの中心部分は比較的しっかりしているはずです。 色は鮮やかで、手触りはシャキッとしていることが大切です。
Image by Jess Watters from