ソーシャルメディア上のバイラル画像は、バーコードの接頭辞で特定の製品がどこで作られたかが分かると主張しています(こちら、こちら)。
この投稿のさまざまな例は、ソーシャルメディア ユーザーに、中国製製品の購入をやめ、代わりに「アメリカ製」の代替品を選ぶよう促すために、この主張をしています。 “とてもシンプル。 製品を手に取る。 バーコードを見る。 最初の 3 つの数字が 690 か 691 か 692 なら、その製品は中国製です。 それを置いて、他の国から買ってください。 もし、最初の数字が00から09までなら、それはアメリカ製です。 アメリカ製品を買いましょう」
この主張は党派を超えて間違っています。 バーコードは、製造会社の原産国を特定することはできますが、製品がどこで製造されたかを示すものではありません。
最も一般的なバーコードは、8~14 桁の数字をレーザースキャナーで読み取ることを可能にします。 たとえば、バーコード 4-003994-111000 は、箱が Kellogg’s Corn Flakes の 375 g パックであることを識別します。
GS1 は、バーコードに固有の番号を割り当てる非営利組織です(こちら)。 GS1のバーコードの中で最も長い歴史を持ち、最も広く使われています。”とあります。 ( こちら )
GS1 の Web サイトでは、そのバーコードを使用する企業には、一連の国コード ( こちら ) に基づいて、特定の数字のプレフィックスが割り当てられていると明記しています。 しかし、GS1では、”GS1メンバー企業は世界のどこでも製品を製造できるため、GS1プレフィックスはある製品の原産国を特定するものではない “と指摘しています。 ( here )
GS1のウェブサイトのFAQセクションでも、製品のバーコードプレフィックスがその原産国を示しているかという質問に触れています。 “No, The GS1 Prefix does not show the country of origin.”(いいえ、GS1 プレフィックスは原産国を示しません。 EAN-13 バーコードの番号は、常に、そのバーコード番号を割り当てた GS1 会員組織の GS1 接頭辞で始まります。 GS1 プレフィックスは、製品が特定の国または特定の製造者によって製造されたことを示すものではなく、世界のどこで製造されたものであってもかまいません。” ( こちら )
Nationwide Barcodeというアメリカやカナダの企業にバーコードを提供する会社(こちら)もこう言っています。 「GS1 からバーコード プレフィックスを購入しても、Nationwide Barcode のような会社からバーコードを購入しても、その会社がどこで製品を製造しているかにかかわらず、バーコードはプレフィックスが発生した国を示すことになります」( こちら )
VERDICT
部分的に誤りです。 バーコードの接頭辞は製造会社の国籍を示すが、製品がどこで作られたかはわからない
この記事はロイターファクトチェックチームによって作成されました。 ロイターのファクトチェックについてはこちらをご覧ください。