入れ歯接着剤の危険性

多くの入れ歯装用者は、入れ歯の吸着力を保つために入れ歯接着剤を使っています。 最近、Fixodent や Poligrip などの会社から発売されている多くの亜鉛含有接着剤製品が、体内に長期間蓄積された亜鉛が引き起こす健康被害の可能性があるとして、監視の対象となっています。 ポリグリップの製造元であるグラクソ・スミスクライン社は、亜鉛を含む製品の製造と販売を中止しているほどです。 亜鉛が体内に長期間蓄積されると、しびれや平衡感覚、歩行困難などの神経学的な問題が生じると言われています。 亜鉛は大量に飲み込んだ場合にのみ有害なので、これらの製品を指示通りに使用している患者さんには有害な副作用のリスクはないでしょう。 しかし、指示された以上の接着剤を塗布し、1日に何度も使用する患者さんも多く、通常は入れ歯が合わないことが原因です。
定期的に大量の接着剤を必要とする入れ歯の場合、有害な副作用を引き起こしている可能性がありますので、使用を中止して歯科医師または医師に相談し、亜鉛を含まない代替製品を使用することをお勧めします。 入れ歯は接着剤を使わなくても吸着力があり、使用する場合は消しゴム大の滴下で十分です。 入れ歯を長年使っていて、接着剤を使わないとうまく合わないようであれば、入れ歯を並べ直すか、面倒で有害な接着剤を使わずに済むように作り直す時期かもしれませんので、歯科医に相談してください

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